逆方向からの接近:科学と哲学が「交わる場所」について
科学側から出発して、事実を積み重ねた先に哲学的な問いにたどり着く人がいる。
数学者や物理学者が無心に数式を書き連ねるように、AIとの対話を重ねるうちに技術だけでは答えの出ない領域に踏み込んでいく、みたいなアプローチ。
一方で、哲学側から入って科学的事実を丁寧になぞりながら、その先にある意味を探る人もいる。
方向は逆なのに、向かっている場所は似ている気がする。
事実を無視した空論ではなく、かといって事実だけで終わるのでもなく、その先にある人間的な問いや在り方にまで手を伸ばそうとしているところ。
どちらも「中途半端なところで止まらない」という点では同じだと思う。
物理の厳密さが土台にあるからこそ、哲学的な飛躍が胡散臭くならずに済んでいるし
哲学の柔軟さがあるからこそ、科学の枠に収まらない問いを扱えている。
この逆方向からの接近が交わるところに
まだ誰も描いていない景色があるんじゃないかと思ったりしている。
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